怖~い熱中症を予防しよう!

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2006.08.10
水辺にいても油断大敵
 梅雨が明けてから、暑さが増してきました。この時期に十分注意をしてほしいのが熱中症です。熱中症とは、体温が上昇することによって起こるさまざまな病態の総称で、手足のけいれんや失神、ひどい場合には、意識障害を起こして死亡することもあります。
 体内で水分はとても重要な働きをしています。汗をかいて体温を調節したり、血液となって酸素や栄養素を運んだり、意識しない状態でも身体が正常に働くように機能しています。
 暑い場所では、運動をしていなくても汗をかきますよね? 身体は汗をかくことによって、身体の表面の温度を下げて体内の温度を維持しています。でも、適切な水分補給を行わないままだと、汗となる水分が不足して、体温調整機能がうまく働かなくなってしまうのです。
 夏の炎天下、激しい運動はもちろんですが、レジャーを楽しんでいるだけでも熱中症は起こります。海水浴場で、海に入らず日光浴だけしている人もなりやすいのだとか。せっかく涼しい水辺に遊びに来ているのに、暑さに負けてしまうなんて‥‥。暑い日には、体温調整を身体まかせにせず、自ら進んでしっかり水分補給を行うようにしましょう。

熱中症予防に効くのはどんな水?
 熱中症を予防するには、こまめに水分補給を行うことが大切です。しかし、水分であれば何でもよいということではありません。カフェインを多く含むコーヒーやお茶などは、水分の排泄を促進させることもあるので、できればノンカフェインのドリンクがよいでしょう。ベストは、汗と一緒に失われる電解質(*注)も補給できるスポーツドリンクです。
 スポーツドリンクにはいくつか種類がありますが、熱中症の予防として補給するなら、体液と同じ浸透圧のアイソトニック飲料より、浸透圧の低いハイポトニック飲料がおすすめ。なぜかというと、脱水症状を起こしやすい環境下では体内の浸透圧も低くなりやすいため、ハイポトニック飲料の方が適度なスピードで水分を吸収することができ、身体への負担が少ないから。
 体温上昇を軽減するため、帽子をかぶったり、色の薄い風通しのよい服をきたりしておくことも大切。身体の内側と外側の準備を万全にして、暑い夏を快適に満喫しましょう!



【電解質】 血液や細胞液などに溶けこんでいるミネラルの一種。神経や筋肉の機能を調整する役割がある。
志水 あい(しみず あい)
健康ライター、管理栄養士。「健康にまつわる正しい情報提供」をモットーに、健康・美容関連の記事を監修・執筆。栄養素の働きを重視したレシピ制作なども行っている。
*ブログ「健康ライターの日々」 http://blog.goo.ne.jp/a_ai_shimizu/
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