紫外線指数

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2006.08.21
紫外線指数とは?

 最近、天気予報などと共に発表される「紫外線指数」。目にされる方も多いと思いますが、はたして、この紫外線指数とは何でしょう?
 紫外線の強さや量を示す紫外線指数はさまざまで、各地方の調査機関で日照時間から算出した数値を基に独自にランク付けしている場合もあります。
 日焼け止め化粧品などで見かける「SPF(Sun Protection Factor)」は、地表に届いて人体に影響を及ぼすUV-B(※注2)から皮膚を守る指数として知られています。
 この数値は、太陽の光が当たって皮膚が赤くなるまでにどれくらい時間がかかるかを表し、一般的にSPF50が最高値で、これより上になるとSPF50+で表されます。
 また、オゾン層の破壊などで、紫外線の脅威は世界中の深刻な問題となり、WHO(世界保健機構)では、「UVインデックス」という指数を提唱しています。UVインデックスは、CIE紫外線量×40(※注2)で算出され、次のようなレベルに分けられています。

●UVインデックス
1~2弱い安心して戸外で過ごせる
3~5中程度日中は出来るだけ日陰を利用
6~7強い長袖シャツ、日焼け止め、帽子を出来るだけ利用
8~10非常に強い日中の外出は出来るだけ控える
11+極端に強い長袖シャツ、日焼け止め、帽子を必ず利用


 日本では、真夏の正午前後にUVインデックス8くらいになることがあります。赤道に近い国や地域では常に8くらいで、最高20までにもなるそうです。


恐い紫外線の影響

 ひと昔前は、真っ黒に日焼けした姿は健康美として賞賛されましたが、今では、皮膚ガンの心配からあまり評価されなくなりました。このように一般に紫外線の恐さが浸透してきましたが、WHOの報告はもっと深刻です。
 1970年代から皮膚がんの発生率が増加し、毎年世界中で200~300万人の人たちが皮膚がんを発症し、そのうち少なくとも約13万人の人たちが悪性の皮膚ガンであるメラノーマを発症、さらに、約200万人以上の人たちが白内障で失明しているそうです。そして、これらの原因に紫外線が挙げられているのです。
 WHOでは、紫外線の強くなる時期の、日差しの強い時間帯には屋内に居るか、日差し対策を万全にして日陰に入るように警告しています。みなさんはどうしていますか?


※注1 【UV-B】紫外線(Ultraviolet)は、波長の長さによって、UV-A、UV-B、UV-Cの3つに分けられ、その中でもっとも人体への影響多いのがUV-B。
※注2 【CIE紫外線量】国際照明委員会が波長によって人体に対する影響を考慮し、重み付けをして足しあわせたもの。

(櫻庭郁子@MEDWEB編集部)

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