第6回 あきらめないで! 気になるシミ対策

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2006.10.11
シミの最大の原因は紫外線
 シミ・ソバカスの原因の約7割は紫外線といわれています。といっても、強い紫外線を浴びて急にできる場合や、長い間皮膚の奥で眠っていたシミの種が、突然浮上してくる場合など、その表れ方はさまざま。
 紫外線を浴びると、皮膚はシミの元、メラニン色素を生成します。強い刺激から肌を守るように、脳が命令を発するのです。メラニン色素は少しずつ肌の表面に出てきて、紫外線から肌を保護します。メラニン色素に染まった細胞は、役目を終えると、新陳代謝により、はげ落ちて新しい肌と入れ替わります。
 ところが、繰り返し紫外線を浴びたり、ストレスや老化によって肌の健康が保たれないと、新陳代謝がうまくいかず、色素が長く肌に滞在し、沈着してしまいます。これがシミやソバカスの原因になるわけです。

シミができるメカニズム


メラノサイト(色素細胞)で作られたメラニン色素が皮膚表面まで押し出されてきてシミになってしまう



 最近は、オゾン層破壊の問題もあって、地表に達する紫外線の量は年間を通して増えているといわれます。ピークの夏を過ぎても、油断は禁物。また、夏の間に疲れきった肌が十分に快復せず、奥のほうにシミ予備軍が眠っているかも。新陳代謝を活発化させ、色素沈着を防ぐには、日常生活にも気を配りたいものです。また、昼間の外出の際はできるだけ直射日光を避け、帰宅後は忘れずに肌のお手入れを。


紫外線情報分布図(気象庁)


気象庁のホームページでは、天気の変化を考慮し、予測される全国の紫外線の強さを「UVインデックス」として公開している
<■1:kisyocho.jpg>
資料提供:気象庁ホームページ http://www.jma.go.jp/jp/uv/




身体の内側が原因の場合も
 紫外線による刺激だけでなく、シミは身体の疾患が原因でできる場合もあります。たとえば、肝臓や腎臓が弱っているときも、眉間や頬にシミが表れますし、鼻筋にシミができる人は便秘が疑われます。
 また、ストレスやホルモンバランスの乱れで、急に額や頬骨のあたりにシミが目立ってくることもあるといわれます。肌の新陳代謝は、身体の内側とも大きなかかわりがあるのです。

チェックしてみましょう。シミができやすい条件は?

  1. 紫外線の強い時間に外出していませんか?
  2. 精神的ストレスはありませんか?
  3. タバコを吸いますか?
  4. コーヒーやアルコールを摂りすぎていませんか?
  5. 水分をあまり飲まないのでは?
  6. 野菜や果物をよく食べますか?
  7. お肉が好き?
  8. 外出時の紫外線対策は万全ですか?
  9. スキンケアは十分に行っていますか?
  10. 睡眠不足ではありませんか?


トラブル肌をリセット、最新シミとり事情
 どんなに肌をいたわっても、できてしまったシミがなかなかとれない…。そんな肌トラブルに悩む人に朗報。医療的にシミを解消する方法としては、レーザー治療が主でしたが、近年その技術は目ざましく進歩し、比較的気軽に受けられ、安全性の高い方法が続々と登場しています。
 たとえば、最近多くのクリニックで活用されているフォトフェイシャルは、シミ・ソバカスだけでなく、肌全般の異なる症状を一挙に改善するというもの。肌の一部を焼いてはがす従来のレーザー治療とは違い、幅広い波長を含む光で肌の内側に確実に働く光治療です。肌の安全性を考え、低めのエネルギーから始め、様子を見ながら徐々に照射量を増やしていき、数日で薄くなっていくのが実感できます。

 また、レーザー治療でも、Qスイッチヤグレーザーは、皮膚深部のアザやシミの細胞だけに選択的に照射し、周囲の正常な皮膚を傷つけないため、副作用を残さず、重度の色素異常にも有効といわれます。
 ほかにも、グリコール酸を使って角質の一部を除去し、皮膚の持つ修復力を活用してシミの代謝を促進させるピーリング、微弱電流を顔に当てて肌のバリアゾーンを弱め、イオン化されたビタミンCなどを皮膚下に浸透させるイオントフォレーシスなど、さまざまな治療法が開発されています。信頼できるクリニックに相談して、貴女の肌に合った最良のシミ対策を見つけるのも一つの方法でしょう。



高橋祐子(たかはし ゆうこ)
医療ライター。健康・医療・教育関係の雑誌、HPの取材執筆を中心に、医療と生活者を結ぶ健康コンシェルジュ的活動を展開。


    材料となる栄養素がなければ、美しい肌は完成しない

 「シミを取る」ということは、表面の古い肌を取り、奥にある新しくてキレイな肌を出すということ。新たな肌がきちんと生成されていなければ、どんなに優秀なシミ治療を行っても、完璧な美しい肌をつくることは難しくなってしまいます。
 そこで、重要なのが、美しい肌づくりに欠かせない地の肌づくり。ポイントは、肌を構成しているコラーゲンなどのたんぱく質の元となる20種類のアミノ酸をバランスよく摂取することです。アミノ酸がバランスよく含まれているのは、肉、魚、卵、豆類など。ただし、肉や魚は、たくさん摂取すると、カロリー摂取が過剰になりがちなので、なるべく脂の少ない部位を選ぶように。
 また同時に、コラーゲンの生成を補助してくれるビタミンCも忘れずに摂取しましょう。良質なたんぱく質とビタミン豊富な野菜で健康で美しい肌づくりを。

管理栄養士 志水あい

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