病院めぐりと腹痛と赤ちゃん  第3回

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2006.11.28
三十路になっても、結婚しても、まだもうちょっと…と、遊び続けたビール大好き!のノンキ系ライター。そんなオキラク生活から一転、手術→妊娠→出産へと怒涛の1年数ヵ月。泣いて、笑って、絶叫して…このコラムはそんな私の体験記です。

◇◆◇PROFILE◇◆◇
東 弘子(あずま ひろこ)
ライター。仕事柄(言い訳)不規則かつ不健康な生活を謳歌しまくっていたのは今は昔。5月末に娘を出産。新米カーサンとして健康的な生活デビューを果たす(もちろん現在は禁酒中)。


Vol.3 「残したい!」の一念で病院行脚

「(腫れてしまった卵巣を)片側だけでも全部取ってしまうのはイヤ。ほんの少しでもいいから残してほしいとドクターに伝えよう!」そう心に決めて望んだ、MRI検査の日。
 さっそく要望を伝えると、期待に反して“無理”との返事。
 私の身体なのに…そんなのアリ??

 ドクターは特に感じが悪い人でもなく、残すことのデメリットをていねいに説明してくれます。
 なるほどね。身体への負担、後々トラブルを引き起こす可能性のことを考えたら、そりゃぜんぶ摘出が良いのでしょう。「片方の卵巣は残るから普通だったら妊娠できる」という話も理解してます。

でもやっぱりイヤなんです!

 機能する可能性が“ほぼ”無しでも“絶対”じゃないし、即、命にかかわるとかではなく、少し危険が増える程度なら、子供を産める確率をその分高めたいと思うこの気持ち。男の人にはわからないのよ…という不満が顔に出ていたのか、「一応手術日を予約しつつ、ほかの病院でも診てもらったら?」と親切な提案。
けっこう優しいドクターなのでした。

 ということでセカンドオピニオンの病院探し。
「人気の病院ベスト○○」系の本とインターネットの掲示板での評判を参考に、自宅から近い個人病院と大学病院の2つに候補を絞る。

 最初に門を叩いたのは個人病院のほう。これまでの経緯を説明すると、
卵巣を摘出すれば済む」とミもフタもない返事。
「わがままを言ってもしょうがない。治る病気だっただけでもありがたいと思いなさい」とか、まだ診察もしていないのに説教たれてます。診察はお断りして即退席。それなのに料金は請求される…。久々に悔し泣きしそうなほどムカツイタわけですが、口コミ掲示板で見た「親身になってくれる先生」の情報は?? 叱咤激励されるのが好きな人が書き込んだのか、ドクターが二重人格なのか…。

 言い方に大きな違いはあれど、1軒目にしろ2軒目にしろ、これから自分の子が欲しいと思うことはもうないであろう年代の、しかも男性に、「卵巣を取れば済む」と簡単に言われてもなんだか納得できません。

 2軒目の痛手のせいで、あきらめようかと一瞬弱気になるものの、やっぱりヤダ。病んだ身体に鞭打って、翌日もう一つの候補の大学病院へ。現れたドクターはわりと若く、私とさして変わらない年齢に見えます。で、お返事はあっさり、「残す方向で手術できますよ」。

ヤッター!!

 ドクターいわく、「残すことはたいてい可能。でも、アナタ(私のこと)の場合その後機能する確率はほとんどない。リスクを理解した上で残したいという意思があるなら、希望に添いましょう」とのこと。これこそ私の望んでいた答えです。

 が、ひと安心したのもつかの間、問題発生! なんと予約がいっぱいで、2ヶ月以上先まで手術が不可能。私のノウシュのサイズから見て、できるだけ早く手術が必要ということで、提携を結んでいる別の総合病院へその場で電話をしてくれた。もちろん、そちらでも私の希望通り、残す方向での手術。しかも、ひと月後くらいに予約がとれるとのこと。

 自宅からやや遠くなるのが難点だけど、わがままを言ってもしかたがない。こちらがお願いしたいことを伝え、さらに、数日後に診察の予約をしてもらい、その日は終了。次回はやっと、手術をお願いする病院へと出向くことになったのでした。

(つづく)


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イラスト:高橋カオリ
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