病院めぐりと腹痛と赤ちゃん  第4回

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2006.12.26
三十路になっても、結婚しても、まだもうちょっと…と、遊び続けたビール大好き!のノンキ系ライター。そんなオキラク生活から一転、手術→妊娠→出産へと怒涛の1年数ヵ月。泣いて、笑って、絶叫して…このコラムはそんな私の体験記です。

◇◆◇PROFILE◇◆◇
東 弘子(あずま ひろこ)
ライター。仕事柄(言い訳)不規則かつ不健康な生活を謳歌しまくっていたのは今は昔。5月末に娘を出産。新米カーサンとして健康的な生活デビューを果たす(もちろん現在は禁酒中)。


【前回までのあらすじ】
突然の腹痛から卵巣ノウシュが発覚し、摘出手術を勧められた私。手術方法にナットクできずに、セカンドオピニオンを求めてさらに病院を渡り歩いた末に、ようやく希望に応えてくれるドクターに巡り会えのだった。



vol.4 まさかの捻転! 緊急入院

 前に手術する予定だった病院に事情を話し、MRIの写真などを借りて正式に転院。最終的に手術をお願いする病院での診察、そして手術のための各種検査も終了。あとは手術の日を待つばかり。運命の(?)予定日までは1ヶ月弱です。

 捻転(ねんてん:卵巣がねじれた状態になること。腫れるとそうなる場合もあるらしい。激痛を伴い緊急手術になります)するといけないので激しい運動は控えるよう言われたものの、そのほかは普通に生活していてよいと言われています。しかし、ここ数日さすがに気も重く、自宅でドンヨリ暮らしていた私。希望していた方向で手術も決まり、一安心したこともあって、やっと元気が出てきました。

 そこで3日後の週末、友人を誘ってランチへ。自転車で5分ほどのお店で楽しい会食を終え、帰宅してみると、なんだかお腹が痛いです…。とはいえ、病院へ出向くきっかけとなった腹痛をはじめ、この程度の痛みが出ることはしばしば。これまでのように痛みがひくかな? と思って様子をみるも、逆に痛みは増すばかり。コレはさすがにやばそうです。自転車がいけなかったのか?

 一人で悩んでいたらダンナが帰宅。とにかく電話で指示をあおごうと手術予定の病院へ電話。ちょうど担当医もいるらしく、救急車を手配し、すぐに来てくださいとのこと。119へ電話をし、ことの経緯を説明。救急車を待つ間、痛さのあまりトイレで吐く私…。人間、あまりに痛いと吐いちゃうって知ってます?

 徐々に増す痛みに悶絶しながら車に揺られる30分はかなりツライ! 近くに希望の手術をしてくれる病院がなかったことを改めて恨みつつ、やっと着いた私を待っていたのは、看護師さんの「何ヶ月ですかっ??」攻撃。痛くてはっきり返事をできないせいか、やたら何回も聞かれます。

妊娠してませ~ん!!

と叫んでようやく通じましたが、妊婦と間違われたのは体型のせい? 「産婦人科の患者さんだと聞いたから、ゴメンネ」という看護師さんの言葉を信じたいです…。

 とりあえずと痛み止めの点滴をしてもらうものの効果ナシ。もはや激痛と呼ぶにふさわしい痛さにまで達しています。あまりに痛がる私を診て、捻転しているようだからと緊急手術決定! いちおう意識はあるので、手術内容の説明を受けたり、同意書にサインをしたりしたのですが、その辺りのことはあまりよく覚えてません。

イタイ~~~!

ということと、

早く麻酔~~~!

ということしか頭に浮かばず、手術室へ出発前に「死んだら再婚してね」とダンナに言うのが精一杯…。

 手術室に着き、麻酔開始。「痛くなくなったら知らせてください」と麻酔医に言われ、この痛みがそんなに早くなくなるわけないでしょ! と思いきや、10まで数える前に痛みは消えて、すぐに寝てました…。

 名前を呼ばれて気がついた時には、すでに手術は終了し、個室で寝ている私の周りにはダンナと父と妹が。2時間弱の手術時間の間に、呼ばれて来たようです。「終わったんだな…」とぼんやり思うのもつかの間、麻酔が切れたら傷口がイタイ~~! そんな状況の中、簡単に手術の説明を受けたところによると、やはり捻転していて、壊死(えし)しかかっていた片側の卵巣は摘出せざるを得なかった。しかし、もう片側はたぶん問題ないとのこと。

 そうなんだ…。あんなにこだわっていた卵巣ですが、そのときの感想はこの程度。だって痛いし、頭はもうろうとするし、取っちゃったもんはもうしょうがないし…。なにより今は痛さをなんとかしたい! 痛み止めの注射を打ってもらい、再び就寝。生まれて初めての手術は、とにかく痛い!! というドタバタのうちに無事終了していたのでした。

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イラスト:高橋カオリ
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