コロンハイドロセラピストがお答えする「腸の健康Q&A」第9回

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2007.07.17
コロンハイドロセラピーとは…
温度と圧力を精密にコントロールした腸内洗浄のこと。多量の温水を用いて、腸の内側についた汚れを取り除き、生体機能を活性化させる。薬だけに頼らず、腸本来の働きを活性化するための積極的なセラピーとして、欧米では広く受け入れられている。


便秘気味ですが、食物繊維をたくさん摂り、自力で排便しています。でも、前からあったお腹の張りが治まらず、最近胃まで張ってきたようで苦しくて仕方ありません。残便感もあります。いったいどうしたのでしょうか?

食物繊維を多く摂り過ぎることでお腹が張り、胃もたれする事があります。今の自分に合った、食物繊維の種類や摂り方を見極め、使い分けることも大切です。


食物繊維の摂り過ぎで、お腹がポンポンに張ってしまったWさん(主婦・55歳)

市販の食物繊維を、毎日大量に摂っているというWさん。毎日排便はあるものの、スッキリ感がありません。最近はお腹が張って胃まで苦しいとのこと。ガス腹や胃の重苦しさを改善したいと、当院を訪れました。

早速セラピー開始。
お腹に大量のお湯が入りましたが、Wさんの大腸は動きません。マッサージすること30分。Wさんに突然強い便意が起こりました。同時に、半透明プラスチック状の長方形の物体が、大量に流れ出てきました。Wさんもびっくりしています。そこで、Tさんに最近食べた物を挙げてもらいました。その結果、その物体は大腸の中に固まっていた、健康食品として市販されている食物繊維と判明。その後も大量のガスと食物繊維の固まりを排出し、Wさんのお腹はペチャンコになりました。

Wさんに水溶性と不溶性の食物繊維を1:1の割合で摂る事、出来るだけ食事の中で食物繊維を摂るための、献立や調理法についてアドバイスしました。またお腹が張った時の食物繊維の調整や、腸を動かすための生活習慣についてもお話をしました。3回目に訪れた時のWさんのお腹は柔らかく、張りや胃の重苦感も改善したとの事でした。

食物繊維は便秘の改善や腸内環境を整えるのに、大切な栄養素です。でも、大量に摂り過ぎると、消化器に負担をかけ動きが悪くなったり、必要なミネラルの吸収を妨げたりする事があります。また、食物繊維が腸の中で固まって停滞する事で、お腹の張りの原因になったりします。

食物繊維の種類をバランスよく摂り、お腹の張りなどの不調があったら、その都度食物繊維の配分や調理法や量を調整する、それが、スッキリお腹とスムーズな排便を促す、ポイントのひとつです。



食物繊維の豆知識
日本人に必要な食物繊維の量は、1日約20gと言われています。
食物繊維は消化管の中にいる時間が長いので、副交感神経が優位になります。交感神経モードに陥っている現代社会には、無くてはならない栄養素です。また食物繊維は、腸の中で善玉菌を増やす「ゆりかご」の働きをします。

              

  1. 不溶性食物繊維・・・不溶性ペクチン・リグニン・キチン・セルロース・ヘミセルロースなど。植物の細胞壁をつくっている成分で、水分を吸収して便の量を増やしたり、腸管を刺激して腸蠕動を促したりします。


  2. 水溶性食物繊維・・・植物や海藻類などのヌルヌルした成分は、さらに多くの水分を吸収します。また、食事での糖分の吸収を穏やかにして、インシュリン分泌の節約する、コレステロール吸収を抑える、有害ミネラルの排出を促すなどの働きをします。


  3. ※不溶性食物繊維と水溶性食物繊維を、1:1あるいは2:1の割合でバランス良く摂りましょう。
    齊藤 早苗(さいとう さなえ)
    日本医科大学看護専門学校卒業。大学病院などで8年の臨床経験の後、フリーナースとして外資系企業の健康管理室勤務、ツアーナース、訪問保健指導、電話医療相談業務を行う。2000年より、東京マタニティークリニック・ハイドロコロンセンター(東京都渋谷区千駄ヶ谷)立ち上げ業務に従事。米国で腸内洗浄の研修を受け、開業ライセンス(米国)を取得。帰国後、同センター主任に就任し、現在、コロンハイドロセラピストとして活動中。看護師・ケアマネージャー・国際救急救命協会インストラクター。
    ★齊藤早苗さんがアドバイザーをしている『腸内美人倶楽部』オープン記念のセミナー開催!!
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