サウナや温泉はリフレッシュできる憩いの場ですが、裸で過ごす空間であることから、自分の見た目が気になってしまう人も少なくありません。2026年8月6日に発表された調査によると、20代から50代の男性のうち、21.3%がサウナや温泉で他人の視線を気にしたことがあると回答しました。この調査は、見た目に関するコンプレックスが、リラックスすべき場所での行動や意識にどのような影響を与えているのかを明らかにするために実施されました。
調査の背景と概要

サウナや温泉は心身を癒やす場である一方、服を脱ぐ場面では、普段は気にしていない体型や体毛などのコンプレックスが意識されやすくなります。このような現状を探るため、株式会社NEXER GroupとMSクリニックは共同で調査を実施しました。
なぜこの調査が行われたのか
調査の目的は、裸になる空間において、男性が自身の見た目をどのように意識し、それが行動にどのような影響を及ぼしているかを把握することにあります。相談しにくい見た目の悩みが、リラクゼーションの場でどの程度のプレッシャーとなっているのかを明らかにすることは、多くの人々の潜在的な不安を理解する上で重要です。
調査方法
調査はインターネットアンケート形式で行われ、20代から50代の男性300名を対象としました。実施期間は2026年7月24日から7月30日です。質問内容は、浴場での視線への意識、具体的なコンプレックスの内容、それによる行動の変化、および改善に向けた対策など、多岐にわたっています。
- 調査主体: 株式会社NEXER GroupとMSクリニックによる共同調査
- 調査手法: インターネットアンケート
- 調査対象: 20代〜50代の男性
- 有効回答数: 300サンプル
- 調査期間: 2026年7月24日〜7月30日
浴場で他人の視線を気にする男性は約5人に1人

20代から50代の男性を対象とした調査では、サウナや温泉を利用する際に「よくある」と「たまにある」を合わせて約5人に1人(21.3%)が他人の視線を気にしてしまう経験があると答えました。一方で、約8割(78.7%)は「あまりない」または「全くない」と回答しており、多くの男性は浴場での他人の目を過度に意識せずに過ごしていることがわかります。
- 調査手法:インターネットアンケート
- 調査対象:20代~50代の男性
- 有効回答数:300サンプル
視線を特に意識する瞬間について、気にすると答えた人に聞いたところ、最も多い回答は「浴場内を歩いている時」で73.4%にのぼりました。次いで「脱衣所で服を脱ぐ・着る瞬間」(48.4%)、「体を洗っている時」(29.7%)が続きます。移動中や着替えの際など、自分の姿が周囲から見えやすい場面で、視線を気にしやすい傾向があるようです。
半数以上はコンプレックスを「特に感じない」
公共の浴場での見た目に関するコンプレックスについて尋ねたところ、半数以上(54.3%)の男性が「特にない」と答えました。多くの人にとって、浴場は気兼ねなく過ごせる場所であることがうかがえます。
一方で、コンプレックスを感じる部分として最も多く挙がったのは「体型(お腹周り・肉付きなど)」で24.0%でした。次いで「体毛の量・濃さ」(10.3%)、「薄毛・髪の生え際」(7.7%)と続いています。
体型は年齢や生活習慣の変化が表れやすく、浴場では隠しにくい部分でもあるため、気になりやすい要素の一つと言えるでしょう。調査では、体型を気にする理由として「腹が出ていることを笑われた」「太っているとバカにする人がいる」という、過去の他人の反応や言葉を気にする声も見られました。
他人の視線を気にするかどうかは個人差がありますが、気にしている人が感じる不安な瞬間や、具体的に気になる部分を知ることは、より快適に浴場を楽しむための第一歩になるかもしれません。
具体的なコンプレックスの内容とエピソード
では、男性たちは具体的にどのような部分を気にしているのでしょうか。見た目のコンプレックスを感じる部分について複数回答で聞いたところ、最も多かったのは「体型(お腹周り・肉付きなど)」で、全体の24.0パーセントが選択しました。
次いで「体毛の量・濃さ」(10.3パーセント)、「薄毛・髪の生え際」(7.7パーセント)と続いています。一方で、「特にない」と答えた人は54.3パーセントと過半数を占め、多くの男性はコンプレックスを感じずに浴場を利用していることもわかりました。この結果は、体型への気づきが、裸になる場面で特に浮き彫りになりやすい傾向を示していると言えます。
気になる部位の1位は「体型」
さらに、複数あるコンプレックスの中で「最も気になる部分」を単一回答で選んでもらったところ、「体型」が27.0パーセントで最多となりました。調査対象の中で名前の挙がった部位としては、体型が最も強い関心事であることが明らかです。
- 体型(27.0パーセント)
- 姿勢・猫背(7.3パーセント)
- 薄毛・髪の生え際(6.3パーセント)
- 肌の状態(6.3パーセント)
生の声から読み取る、浴場での不安
最も気になる部分について寄せられた具体的なエピソードからは、体型への悩みが単なる自己評価ではなく、過去の他人からの反応に根ざしているケースが多いことがうかがえます。
腹が出ていることを笑われた。(20代・男性)
太っているとバカにする人がいる。(40代・男性)
このような声は、体型へのコンプレックスが、自分自身の内面だけでなく、外部からの評価やコミュニケーションによっても形成され、強化されている可能性を示しています。
また、「姿勢・猫背」を最も気になると答えた人からも「お腹が出てるように見えるから」(30代・男性)という理由が挙がっており、体型をさらに強調してしまう要素として姿勢も意識されていることがわかります。
薄毛を気にする人からは「普段は隠しているので恥ずかしい気がする」(50代・男性)という声もありました。普段は隠せている部分が、濡れることで目立ってしまうことへの不安が、リラックスすべき場面での緊張感につながっているケースもあるようです。
これらの生の声は、浴場でのコンプレックスが、単なる「見た目」の問題を超えて、過去の経験や周囲との比較、普段とのギャップといった心理的な要素と深く結びついていることを浮き彫りにしています。
コンプレックスが浴場利用に与える影響

体型や体毛といったコンプレックスは、サウナや温泉でのリラックスタイムにどのような影響を及ぼしているのでしょうか。調査では、見た目の悩みを理由に浴場の利用を避けたり、頻度を減らした経験がある男性が7.3%いることがわかりました。
利用を控えた人のうち、半数(50.0%)は「利用頻度自体を減らした」と回答しています。次に多かったのは「人が少ない時間帯を選ぶようになった」(40.9%)でした。これらは、周囲の視線を避けるための工夫と言えるでしょう。
一方で、コンプレックスを改善するために具体的な対策を講じている人は多くありません。「特に何もしていない」と答えた人は全体の72.0%にのぼります。対策をしている人のうち、最も多いのは「ダイエット・筋トレをした」(11.0%)で、次いで「医療脱毛・自己処理で体毛を処理した」(5.0%)という結果でした。
この結果から、多くの人はコンプレックスを感じつつも、具体的な改善行動に至るまでのハードルを感じていることがうかがえます。調査の自由回答でも、「何かするのがめんどくさい」「何から手を付けていいかわからない」といった声がありました。
コンプレックスと向き合う方法は人それぞれです。しかし、悩みが解消されれば「浴場をより気兼ねなく楽しめる」と考える人は44.3%に達しています。リラックスできる空間を、より心から楽しむための一歩を踏み出せない人が一定数いるという現状が浮き彫りになりました。
コンプレックス解消が浴場体験を変える可能性

体型や体毛など、見た目への悩みが解消されれば、サウナや温泉での時間をより自由に楽しめるようになるのでしょうか。調査によると、見た目の悩みがなくなれば公共の浴場をより気兼ねなく楽しめると考える男性は44.3%にのぼりました。「非常にそう思う」が11.0%、「ややそう思う」が33.3%という内訳です。これは、悩みを抱える男性の約半数が、コンプレックスの解消がリラクゼーションの質を向上させると感じていることを示しています。
一方で、「あまりそう思わない」「全くそう思わない」と答えた人も合わせて55.7%存在します。同じ調査対象の中でも、悩みの有無や感じ方、向き合い方には大きな個人差があることがわかります。
- 「悩みが解消されればより楽しめる」と考える理由は?
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肯定的な意見としては、「自信がつくから」「他人の目線を気にしなくなるから」といった声が多く聞かれました。また、「細かいことを気にせずストレスなく楽しめそう」「隠す必要がなくなる」という具体的なメリットを挙げる回答もありました。これらの声からは、見た目への不安が解消されることで、精神的な負担が軽くなり、本来の目的であるリラックスに集中できるようになる可能性が感じられます。
- 「そう思わない」と答えた人の理由は?
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否定的な意見では、「周りの目は気にしないから」「気にしてないから」という、そもそも他人の評価を気にしない態度が目立ちました。ほかには、「どうあっても治らない」という諦めに近い考え方や、「浴場を利用する人は見た目を気にしない性格だと思う」という周囲への信頼に基づくものもありました。このように、悩みがあってもそれを大きく捉えず、自分なりの方法で折り合いをつけている人々の姿が浮かび上がります。
この結果は、コンプレックスとの向き合い方に「正解」はなく、多様な考え方があることを教えてくれます。大切なのは、自分の気持ちに正直に向き合い、無理のない範囲で心地よい状態を探っていくことではないでしょうか。
見た目のコンプレックスと向き合うための第一歩
調査結果は、サウナや温泉で体型や体毛などを気にする男性が一定数いることを示しています。同時に、そのコンプレックスがリラックスの機会を制限する可能性も浮き彫りになりました。もしあなたも同じような悩みを抱えているなら、まず知っておきたいのは、あなた一人の悩みではないということです。多くの人が感じる不安や戸惑いは、向き合い方や情報を得ることで、より軽くできる可能性があります。
データが示す「気にしているのは自分だけではない」という事実
アンケートでは、見た目のコンプレックスを改善するために「特に何もしていない」と回答した男性が72.0%にのぼりました。その理由として、「何から手を付けていいかわからない」という声が挙がっています。これは、改善への意欲があっても、具体的な第一歩をどう踏み出せばよいか迷っている人が多いことを表しています。
また、悩みが解消されれば浴場をより楽しめると考える人は44.3%いました。この数字は、コンプレックスが心の負担となり、本来の楽しみを制限している現状を反映していると言えるでしょう。
専門家への相談という選択肢
「何から始めればよいかわからない」というのは、ごく自然な気持ちです。体型や体毛、薄毛などの悩みは、一人で抱え込むと解決の道筋が見えにくくなることもあります。そのような時、信頼できる専門家に相談するのは有効な選択肢の一つです。
「体型が気になる」「脱毛を考えている」など、漠然とした悩みを具体的に言語化してみましょう。何が一番気になっているのか、自分自身で整理することが第一歩です。
気になる部分について、信頼性の高い情報源から知識を得ます。インターネット上の情報は玉石混交なので、複数の情報を比較し、きちんと根拠のあるものを選ぶことが大切です。
美容皮膚科や美容外科などの医療機関では、カウンセリングを通じて、あなたの悩みに合った選択肢について専門的なアドバイスを得られる場合があります。相談するだけでも、漠然とした不安が解消されるきっかけになるでしょう。
- 自分のコンプレックスが改善できるかどうか、どうやって判断すればよいですか?
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まずは、その悩みが「改善可能な状態」なのか、あるいは「受け入れていくべき特徴」なのかを見極めることが大切です。この判断には、医学的・専門的な知識が必要な場合が多いため、自己判断に頼らず、一度専門家に相談してみることをおすすめします。カウンセリングでは、あなたの状態に合った具体的なアプローチがあるかどうかを知ることができます。
- 医療機関に相談するのは敷居が高いと感じます。何から始めればよいでしょうか?
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多くの医療機関では、無料のメールや電話での事前相談、あるいは初回カウンセリングを設けています。まずは、気になるクリニックのウェブサイトで情報を集め、こうした気軽に利用できる窓口を探してみましょう。相談内容は「気になっている部分について専門的な意見を聞きたい」というシンプルなもので十分です。具体的な施術を決める前に、まずは話を聞くだけでも大きな一歩になります。
- コンプレックスを改善するための対策は、必ずしも医療的な施術だけではないですよね?
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その通りです。今回の調査でも、「ダイエット・筋トレをした」という回答が11.0%ありました。生活習慣の見直しやセルフケアも立派な対策です。大切なのは、自分の悩みの原因や状態を正しく理解した上で、無理のない範囲でできることを探すことです。専門家に相談することで、自分に合った生活改善のアドバイスが得られることもあります。
大切なのは、一人で悩みを抱え込まないことです。調査結果が示すように、同じように感じている人は少なくありません。正しい情報と適切なサポートを得ることで、コンプレックスと前向きに向き合い、サウナや温泉での時間をより自由に楽しむ第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
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