2026年8月10日に発表された調査によると、自分自身のデリケートゾーンの衛生やニオイが気になった経験がある人の割合が、女性では半数を超える一方、男性では約3割にとどまり、男女間で大きな意識の違いがあることが明らかになりました。これは、株式会社NEXER GroupとMSクリニックが20代から50代の男女400名を対象に行った調査で判明したものです。
調査結果から見える、デリケートゾーンへの男女の意識差

調査結果は、デリケートゾーンの悩みが、特に女性にとって身近でありながら、相談しづらいテーマであることを浮き彫りにしています。
自身のデリケートゾーンの衛生・ニオイが気になった経験がある人は、女性が54.0%、男性が27.0%と、女性の割合が男性の約2倍に上りました。気になる場面は男女ともに「汗をかいた後」が最多で、日常生活の中での悩みであることがわかります。
女性の半数以上が悩みを経験、男性の約2倍、気になる場面は「汗」や「蒸れ」が上位
調査対象者のうち、自身のデリケートゾーンの衛生やニオイについて「よくある」「たまにある」と回答した人の合計は、女性が54.0%、男性が27.0%でした。この結果から、女性の半数以上が何らかの形で気にした経験を持つ一方、男性では約4人に1人という意識差が見られます。
- 汗をかいた後(夏場・運動後など)… 男性72.2%、女性61.1%
- 一日の終わり(帰宅後・入浴前)… 男性59.3%、女性48.1%
- 蒸れやすい服装(スーツ・タイトな下着など)を着た時 … 男性33.3%、女性46.3%
具体的に気になる場面を尋ねたところ、男女ともに上位に挙がったのは「汗をかいた後」「一日の終わり」「蒸れやすい服装を着た時」でした。このことから、デリケートゾーンの悩みは特別な状況ではなく、季節や日常生活のリズム、服装といった身近な要因に強く影響を受けやすいといえるでしょう。特に夏場や運動後など、汗や蒸れが生じやすい状況では、多くの人が意識を向けているようです。
気になっても言えない…パートナーへの伝え方の壁

調査では、パートナーのデリケートゾーンの衛生やニオイについても質問しています。現在パートナーがいると回答した人の中で、相手のニオイが気になった経験があるのは、女性で30.5%、男性で22.5%でした。
| 項目 | 女性 | 男性 |
|---|---|---|
| パートナーのニオイが気になった経験がある | 30.5% | 22.5% |
パートナーだからこそ気づきやすい一方で、この悩みを相手にどう伝えるかは大きな課題です。気になった経験がある人のうち、「伝えられなかった」と回答した人は女性55.0%、男性45.0%に上りました。多くの人が、気になりながらも言葉に出すことへの心理的なハードルを感じている実態が浮かび上がります。
「気まずくなりそう」が伝えられない最大の理由
気になったことを伝えられなかった理由として最も多かったのは、「気まずくなりそうだから」でした。男女ともに、パートナーとの関係性への影響を懸念する声が強いことがうかがえます。
- 気まずくなりそうだから:男性77.8%、女性59.1%
- 相手を傷つけたくないから:男性33.3%、女性40.9%
- どう伝えればいいか分からないから:男性22.2%、女性45.5%
この結果からは、デリケートゾーンの衛生やニオイに関する指摘が、単なる生活習慣の話ではなく、相手の身体や自尊心に関わる非常にデリケートな話題であることがわかります。そのため、「伝えることで関係が変わってしまうのではないか」という不安が先に立ち、一人で悩みを抱え込んでしまうケースが多いと考えられます。
実際のケア実態と、情報へのニーズ

調査では、日頃からデリケートゾーンの衛生やニオイに対して、実際にどのようなケアを行っているのかについても尋ねています。結果を見ると、「特に何もしていない」と回答した人の割合が、男性で68.0%、女性で43.0%と、特に男性でその傾向が顕著でした。
| 主なケア内容 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| 特に何もしていない | 68.0% | 43.0% |
| こまめな着替え・下着交換 | 18.0% | 33.0% |
| 専用ソープ・デリケートゾーン用製品を使用 | 6.5% | 21.0% |
| VIO脱毛・除毛 | 4.0% | 12.5% |
| 制汗剤・デオドラント製品の使用 | 8.5% | 9.5% |
| 食生活(におい対策)を意識 | 2.5% | 6.0% |
具体的なケアとしては、「こまめな着替え・下着交換」や「専用ソープ・デリケートゾーン用製品の使用」が多く挙がりました。ケアを実践する理由として、「エチケットだから」「日常からケアしておけば、安心だから」という声がある一方で、「忙しくてそこまで頭が回らないから」「気にしてないため」といった理由から何もしていない人も多くいます。
回答からは、ケアの目的が「特別な対策」ではなく、清潔感の維持や安心感につながる身近な習慣として捉えられている傾向が見られます。自分に合った無理のない方法を見つけることが、継続のポイントと言えるでしょう。
相談しやすい環境を求める声は女性で約半数
デリケートな悩みであるがゆえに、正しい情報を得たり、相談したりする場を求めている人も少なくありません。調査では、デリケートゾーンの衛生・ニオイに関する情報や対策方法について、「相談しやすい環境があれば良い」と思うか尋ねています。
その結果、「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した人の割合は、女性で48.0%、男性で30.5%でした。約半数の女性が、より気軽に相談できる環境を望んでいることがわかります。
- 「そう思う」と回答した理由
「人には聞きづらいから」「誰にも相談できない悩みだから」「本当に効果のある方法がわかりづらい」「どこに相談したらいいのかわからないから」 - 「そう思わない」と回答した理由
「自分で調べられる」「特に必要がないと思うので」「気にするけど、デリケートな問題だから」
これらの声からは、悩みを一人で抱え込まず、正しい知識に基づいて適切なケアを始めるための「入口」が求められている状況が浮かび上がります。情報があふれる現代でも、信頼できる情報源を見極め、自分に合った方法を選択することの重要性が改めて示されています。
デリケートゾーンケアを始める第一歩

デリケートゾーンの悩みは、多くの人が感じていても、話しにくいものです。調査でも、ケアについて「特に何もしていない」という方が多く、情報や相談先が求められていることがわかりました。ここでは、一人で悩まずに、清潔と健康を保つための第一歩をご紹介します。
まずは正しい情報にアクセスすることから
調査によると、デリケートゾーンの衛生やニオイが気になる場面は、「汗をかいた後」や「蒸れやすい服装をした時」など、日常生活の中にあります。特別なことではなく、季節や生活スタイルに合わせた基本的な習慣を見直すことが、悩みを軽減する近道です。
- こまめな着替えや下着交換
汗や蒸れを感じたら、清潔なものに替えることで、不快感を防ぎます。 - 専用ソープや製品の使用
肌に優しいpHバランスを保つ製品を使うことで、余計な刺激を避けられます。 - 通気性の良い服装を選ぶ
締め付けの少ない下着や、素材に気を配ることで蒸れを軽減できます。
調査では「本当に効果のある方法がわかりづらい」「どこに相談したらいいのかわからない」という声がありました。まずは、医療機関の公式サイトや、皮膚科・婦人科の専門医が監修する情報など、信頼性の高い情報源を探してみましょう。
VIO脱毛とは、Vライン(陰部)、Iライン(肛門周辺)、Oライン(肛門)のデリケートゾーンを対象とした脱毛のことです。清潔感の維持や、ムダ毛による蒸れ・かぶれの防止を目的として行われることがあります。医療機関では、医療用レーザーを用いた施術が提供されています。
医療機関での相談という選択肢
自分でケアを試しても改善が感じられない場合や、より専門的なアドバイスが欲しい場合は、皮膚科、婦人科、またはデリケートゾーンケアに詳しい美容クリニックに相談するという選択肢があります。調査を共同で実施した医療機関では、VIO脱毛を含む施術やカウンセリングを行っています。
デリケートゾーンの悩みは、決して珍しいものではありません。気になることがあれば、我慢したり一人で抱え込んだりせず、正しい情報と専門的なサポートを求めることが、より快適な毎日への第一歩です。
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